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ブラジルのミツバチとは?

アフリカ化ミツバチ誕生の歴史

現在のブラジルで広く見られるセイヨウミツバチは、**「アフリカ化ミツバチ(Africanized honey bee)」**と呼ばれています。

名前だけを見ると「アフリカから来たミツバチ」と思われるかもしれません。

しかし、その歴史をたどると、ブラジルの自然環境、養蜂、そしてプロポリスともつながる興味深い背景があります。

おばあちゃん株式会社がこだわるブラジル産グリーンプロポリス。
その背景にいるミツバチについて、少し詳しく見ていきましょう。


もともとブラジルにいたのは、ヨーロッパ系のミツバチ

熱帯の環境に適したミツバチを求めて

ブラジルでは19世紀以降、ヨーロッパ由来のセイヨウミツバチが導入され、養蜂が行われていました。

しかし、温帯地域に適応してきたヨーロッパ系のミツバチは、ブラジルの熱帯・亜熱帯の環境では十分な生産性を発揮しにくいという課題がありました。

そこで1950年代、ブラジルでは熱帯環境により適応したミツバチを育てる研究が始まります。ブラジルの研究機関も、現在のアフリカ化ミツバチの歴史を、ヨーロッパ系とアフリカ系のミツバチの交雑から生まれた独自の系統として整理しています。

1956年、アフリカからブラジルへ

きっかけは「ブラジルの気候に適したミツバチ」をつくる研究

1956年、ブラジルの遺伝学者ウォーリック・カー(Warwick Kerr)博士らは、アフリカ系のミツバチ Apis mellifera scutellata をブラジルへ導入しました。

目的は、アフリカ系ミツバチが持つ熱帯環境への適応力と、当時ブラジルで飼育されていたヨーロッパ系ミツバチの特徴を組み合わせ、ブラジルの環境に適したミツバチを育てることでした。

つまり、アフリカ化ミツバチは最初から自然界に存在していたわけではありません。

よりブラジルの環境に適した養蜂を目指した研究が、その始まりでした。

1957年、歴史が大きく動く

翌1957年、研究施設で飼育されていたアフリカ系ミツバチの一部が野外へ出ました。

その後、ブラジルにすでに存在していたヨーロッパ系のセイヨウミツバチと自然に交雑していきます。

こうして生まれた集団が、アフリカ化ミツバチです。

研究では、1957年以降、アフリカ系とヨーロッパ系のミツバチの交雑が進み、その集団が南米各地へ広がっていったことが確認されています。

「アフリカ化」とはどういう意味?

「アフリカ化ミツバチ」という名前から、アフリカのミツバチがそのままブラジルに広がったように思われることがあります。

しかし実際には、アフリカ系の Apis mellifera scutellata と、ブラジルにすでに存在していた複数のヨーロッパ系セイヨウミツバチが交雑した集団です。

そのため、アフリカ化ミツバチ=アフリカ系の特徴を強く受け継いだ、交雑したセイヨウミツバチと理解すると分かりやすいでしょう。

遺伝学的な研究でも、現在のアフリカ化ミツバチにはアフリカ系の遺伝的背景が強く残る一方、ヨーロッパ系由来の遺伝的要素も確認されています。

ブラジルの環境に適応したミツバチへ

アフリカ化ミツバチは、その後ブラジル各地へ広がり、現在のブラジル養蜂を支える存在となりました。

2026年にブラジル農牧研究公社(Embrapa)がまとめた資料でも、アフリカ化ミツバチについて、ブラジルの環境への高い適応性や、養蜂生産・農業における受粉への貢献などが紹介されています。

1950年代には「ブラジルの環境に適したミツバチをつくる」という研究から始まったものが、約70年を経て、ブラジルの養蜂そのものを特徴づける存在になったのです。

ミツバチとグリーンプロポリス

プロポリスをつくる、もう一人の主役プロポリスは植物だけでできるものではありません。ミツバチが植物の新芽や樹脂などから素材を集め、巣へ持ち帰り、利用することでプロポリスがつくられます。

ブラジルでは現在、アフリカ化したセイヨウミツバチがプロポリス生産にも関わっています。ブラジル産グリーンプロポリスに関する研究でも、現在ブラジルに生息するセイヨウミツバチが広くアフリカ化していることが報告されています。

そして、ブラジル産グリーンプロポリスを理解するためには、もう一つ重要な存在があります。それが、アレクリンです。

植物であるアレクリン。
その植物を利用するミツバチ。
そして生まれるグリーンプロポリス。このつながりを知ることで、ブラジル産グリーンプロポリスがどのような自然の中で生まれているのかが見えてきます。

土地・植物・ミツバチから生まれるプロポリス

おばあちゃん株式会社では、プロポリスを単なる「成分」としてだけ捉えていません。

どんな土地で、どんな植物が育ち、どんなミツバチがその植物を利用しているのか。

その背景まで含めて知ることが、プロポリスを理解することにつながると考えています。

ブラジル・ミナスジェライス州の自然。
アレクリンという植物。
アフリカ化ミツバチ。
そして、グリーンプロポリス。

それぞれは別々のものではなく、自然の中でつながっています。

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